- 例えば残りアクション数が2以上あるときに(2nd Editionの)玉座の間をプレイし、何も言わず次に鍛冶屋をプレイしたとき、ルール上ではこの鍛冶屋が玉座の間を対象となっているのかどうか明らかでない。そのためまず3枚ドローして、その中身を見てから、もう3枚ドローすることを避けた方がいいと判断した場合に「この鍛冶屋は玉座の間の対象にしたつもりはない」ということにしてしまうというプレイングも可能となってしまう。特に行進はカードを廃棄・獲得するため、次にプレイするアクションカードは行進の対象とするべきかを明確にしておくべきだろう。
- 同様に、偽造通貨に対する財宝カードのプレイもまた、それが偽造通貨の対象であるかは宣言すべきである。特に次にプレイするカードが借金や投機の場合、公開される山札の内容によってプレイが1回か2回かを変更したくなるケースが考えらえる。
- 残りアクション数が2以上あるとき、狂信者をプレイし、続いて手札からもう1枚の狂信者をプレイした場合、それが狂信者の効果による追加プレイ(残りアクションを消費しない)なのか、通常のプレイ(消費する)なのかの判断がつかない(とは言え通常は残りアクション数が多くて困ることはないので、何も言わずとも追加プレイと扱っても問題ないと思われる)。
- 玉座の間に玉座の間を重ね、次に狂信者をプレイして4ドローした後にもう1枚狂信者をプレイするとき、これは1枚目の狂信者の効果による追加プレイであれば2ドロー・玉座の間の効果であれば4ドローとなる。前者はドローのあとにもう1枚のアクションカードがプレイできるため、まず2ドローをしてその結果を見てからどちらにするか決めるという不正を行うことができてしまう。狂信者を連続してプレイするとき、これはどの扱いとするのかは宣言するべきであろう。
- サウナとアヴァントについても同様。
※参照:他のカードをプレイするカード一覧
- 他のプレイヤーが女魔術師を場に出しているときや、冠に+1カードトークンが乗っているときに何も言わずに冠をプレイすると、それがアクションフェイズ中なのか購入フェイズ中なのかわからず、+1ドローをした後に決定することが可能となってしまう。それがどちらのフェイズ中にプレイされたものであるか、つまりアクションフェイズを終えたのかどうかは宣言するべきだろう。
このページへのコメント
<"玉座の間"で指定したカードのプレイ時の宣言>の記述を見て疑問に思った事です。
とあるページの記述にて、アクションカードプレイ時の共通ルールとして<続けて他のアクションカードを使用する前に、使用したカードの効果は全て実行し、処理を完了させなければならない>とありました。
となると”玉座の間”の場合<選択したカードを2回使用する>までが効果処理なので、{"玉座の間"の使用}と{"玉座の間"で選択したカードの使用}の間に他のカードを使用することは不可能なのではないでしょうか?
もし不可能ならば、上記の<"この鍛冶屋は玉座の間の対象にしたつもりはないよ"プレイ>ってそもそもはじめから無理じゃないかと思ったのですが。
2nd Editionの玉座の間は「手札からアクションカードを2回使用する」事が強制でなくなり、その後何もせずに「玉座の間の処理を完了」することができます。そのため、玉座の間の後に鍛冶屋をプレイしたとき、3ドローとすることも6ドローとすることも可能となってしまうため、宣言が必要となります。